(3)「~?(ルッカ?)」=「~するか?」
この語尾は相手の意志を伺うときに使います。以前に「~」は疑問形を作る語、すなわち日本語の「~か」と同じようなものだという話をしたことがありますが(第4章第2節参照)、そこから考えるとこの語尾は分かりやすいと思います。
「移動するか?」を韓国語で言うと、「?(イドンハルッカ?)」となります。発音もなんとなく「~するか?」に近いので、すんなりと覚えられるのではないでしょうか。
「~するか?」というと少し乱暴な言い方に聞こえますね。「~しようか?」ぐらいが適当な訳かもしれません。これも丁寧に「移動しましょうか?」と言うなら「?(イドンハルッカヨ?)」となります。
そして、ここからが厄介です。この「」にはもうひとつ意味があります。「~だろうか」と、疑問的推量を表現するときにも使います。「疑問的推量」などと言うとややこしいですね。説明だけでは理解しにくいと思うので、ここもひとつ例を挙げましょう。「これは大理石だろうか」と言ってみましょう。なぜこんな変な例文なのかはあまり気にしないでください。気にしたら負けですよ。(笑)
「これ」が「」、「~は」が「
」なので、「これは」は「
(イゴスン)」でしたね。そんな前の章のことはもう忘れたという方は一度第4章まで戻って読んでくださいね。「大理石」は「
(テリソク)」です。第6章の表9と表10を見ると、法則通りに変換されていることが分かると思います。ここにいきなり「
」をつければ完成だな?と皆さんは思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。そんなに慌て(?)ないでください。「
」は語尾です。語尾というのは用言の後につく単語で、名詞の直後にはつかないのです。
まず「大理石だ。」で「」(
:第4章第2節参照)ですね。仲が悪い、名詞と
を、仲介役の
(~だ)を挟んで
の
を取って繋げます。そうすると「
」となります。全体をまとめておきましょう。「これは大理石だろうか」は「
(イゴスン テリソギルッカ)」です。あまりたくさんお話しすると、
だけでも頭の中が混乱しそうですね。これぐらいにして次へ進みましょう。
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はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
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