(10)「~
(ヘヤ デダ)」=「~しなければならない」
もうひとつ紹介しましょう。これで最後なのでもうひと頑張りしてついて来てくださいね。1文字目の「」は先ほど述べたように「して」です。次の「
」は「~こそ」、そして「
」は「(~に)なる」と訳されます。全体を繋げると「~
+
+
」で「して+こそ+なる」ですね。これだけだと少し分かりにくいかもしれません。もう少し解説すると、この表現は日本語と逆の言い方なのです。日本語では「~しなければならない」というように、否定的な言い回しですが、韓国語の「~
」は「~してこそなる」と肯定的な言い回しをします。何度も言いますが、やはり方言ではなく外国語なので、すべてが日本語と同じという訳にはいきませんね。こういう韓国語独特の表現をひとつひとつ覚えていけば、韓国語をより深く理解できるようになるでしょう。
さて、例文です。「成功」は「」といいますが、「成功しなければなりません」を韓国語にすると「
(ソンゴンヘヤ デムニダ)」となります。
最後に、ここで紹介した語尾を表11にまとめておきます。もう一度確認して整理しておいてください。また、直前の単語がパッチムで終わっているか、母音で終わっているかによって形が少し変わるものもあります。これらは第4章第1節の表6での現象に似ていて、理屈としては、発音しやすいように形を変えて音の調整をしているのですが、第4章と重複するので説明は省くことにします。
表11.韓国語でよく使われる語尾等
(表クリックで別窓拡大表示)
サイトメニュー
はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
トップページ ハングル講座~韓国語を学ぼう~