ハングル講座(韓国語講座)初級編|勉強サイト


第4章 超基本単語

4-1.日本語のようで日本語でない助詞 [1]

韓国語の勉強を始めて、まず行き詰まるのがハングルの読み方でしょう。ひとつの単語を読むのにも時間がかかりますよね。最初からスラスラ読める人はまずいないと思います。ここを読んでおられる皆さんもようやくハングルに慣れてきたのではないでしょうか。しかし(!)やっと一つハードルを越えたと思ったら、ここでまた日本人を困らせる「韓国語の助詞」というものを覚えなければなりません。助詞の使い方は日本語とほぼ同じなのですが似ているだけに逆に混乱するでしょう。慣れてしまえば簡単なものなのですが…。とにかく下の表をご覧ください。少し例を示します。

表5.日本語と韓国語の助詞の比較

どうですか?日本語と同じもの、微妙に違うもの…。混乱しませんか?これを見て「覚えさえすれば何も難しくない」と思われたかもしれません。確かに、文章を読む分には一つ一つ落ち着いて見ていけばいいのですから問題はないでしょう。しかし、聞き取るとなると話は別です。例えば、教科書は(キョーガソ)と言いますが、(キョーガソワ)…という言葉が聞こえてくると、つい日本語につられて「教科書は…」と言っているように反射的に思ってしまうでしょう。一度、NHKのハングル講座でも聞いて試してみましょう。日本語と混同せずに聞き取れるようになればハングルマスターへの道(?)の2つ目のハードルを超えたことになります。がんばって慣れてください。

韓国語にはあって日本語にはないもの――。それはパッチムです。そう、単語の最後が子音で終わったりしますよね。パッチムで終わる単語の後に助詞がくると、助詞の形が少し変化します。いや、大きく変化するものもあります。よく使う助詞の一覧表を次のページに示します。いきなり全部覚えようとすると混乱するでしょうから少しずつ覚えていってください。

次ページの表6について少し補足説明をしておきます。「~の」は「ウイ」と発音したくなりますが、これは例外で「エ」と発音します。つまり音としては「」と同じということになります。「~に」は韓国語では人を表す名詞の後につく場合とそれ以外につく場合とでは形が変わります。例えば「私に」は「(チョエゲ)」、「道路に」は「(トーロエ)」となります。「~に」のように韓国語では2つを使い分けるのに日本語では区別をしない助詞もあれば、その逆の助詞もあります。「~で」と「~から」が韓国語では同じ助詞です。「~まで」と「~までに」も同じ助詞です。それでも韓国人が会話の中で意味を取り違えることはありません(たぶん)。我々には信じられませんが…。これも慣れるしかありませんね。

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