ハングル講座(韓国語講座)初級編|勉強サイト


第9章 おわりに

9-0.本講座を読んでくださった皆様へ

え~改めて…韓国語の勉強、お疲れ様でした。この講座を読む前と比べて、韓国語に対する認識が大きく変わったことと思います。かなりふざけた講座だったかもしれませんが、最後は真面目にお話したいと思います。

最近は、いわゆる「韓流ブーム」で韓国を身近に感じることが多くなってきましたが、ドラマや映画の分野だけが韓国文化ではありません。もしも韓国に興味を持たれたのなら、表面的な文化を楽しむだけではなく、やはり韓国へ行ってみることをお勧めします(観光地は面白くありませんが…)。

私も何度か韓国へ行き、多くの韓国人と出会いました。韓国の若い人達は英語の勉強に熱心なので、英語で会話することも充分可能です。しかし私見ですが、英語で話すと相手の韓国人は「地球人」になってしまうように感じます。ビジネスでのやり取りであればそれで良いのでしょうが、世界標準的な言動をとるようになってしまうようで、個人的な付き合いを求める私としては少し面白みに欠けます。韓国語で話してこそ、相手も韓国人らしい韓国人として振舞い、良い面も悪い面も身を持って生の韓国を体験することができるのだと思います。

また、韓国というと、第8章第2節でとりあげた記事のように、必ず過去の歴史の話がついてまわります。しかしここでは、あえて深くは述べません。もしそのような見識が必要であれば、ただ人から意見を聞くのではなく、自分で学び自分で考えるべきではないでしょうか。何事においてもそうですが、一番大切なのは相手を理解しようとする心です。

言葉と文化は相補的なものであり、言葉を学ぶと文化をより深く知ることができ、また文化を知れば言葉をより深く理解できるようになります。そして、言葉は気持ちを伝え合う重要な道具のひとつです。その観点から言うと、複雑な歴史を経験した日韓の間では特に、英語で会話するよりも相手の母国語を学ぶ価値はあります。日本嫌いの韓国人もいるにはいますが、韓国語で話す日本人はほぼ間違いなく温かく受け入れてくれます。韓国と関わるようになると、ときには辛い思いをするかもしれませんが、それよりもはるかに大きな楽しみを経験できます。皆さんが韓国に限らず他の国の言葉を学び、その国と交流を持つ楽しみを知るきっかけとして本講座が役立てば幸いです。最後まで読んでいただき、心より感謝申し上げます。

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