3. いらっしゃいませ/オソ オセヨ ≪現在のページ
日本語の「いらっしゃいませ」は、丁寧な言い方に見えて(聞こえて?)文法的に考えてみると実は命令文だという話をその昔、国語の授業で習ったことがある方もいらっしゃると思いますが…韓国語の「いらっしゃいませ」はさらに一枚上手です。
어서(オソ)は辞書を引くと“行動を促したり勧めるときの語”などと書いてありますが、要は「早く!」という意味です。発音からして、ついつい「遅」を思い浮かべてしまいますが(笑)完全に逆です。
오세요(オセヨ)は「来る」という意味の動詞오다の語幹오に、「~してください」の세요がついているので、つなげると「来てください」になります。
つまり全体としては「早く来てください」と言っているわけですね。客の立場からすると、なんでお前に急かされなきゃいかんのだ!と思ってしまいそうになります。(え?ならない?あー、そーですか。笑)
ちなみに、もっと丁重に客に声をかけられんのか!というご要望にお応え(?)すると、어서 오십시오(オソ オシプシオ)という表現もあります。何が違うかというと、語尾の세요が십시오に変わっています。こちらの方が、より丁寧です。「~なさってください」ぐらいのニュアンスです。
…が、この십시오も文法的には“丁寧な命令”に属するので、やっぱり「はよ来いや!」と言われている気がしないでもない…のは私だけでしょうか^^;
そういえば、某家電量販店へ行くと店員さんが大声を張り上げて「さあ、ただいま●●が大特価!さあ、・・・」と、やたら「さあ」を連発していますが、あれはまさに“行動を促したり勧めるときの語”ですよね。
日本でも韓国でも、商品を買わせたい心理は同じなのかもしれませんねぇ(何の話だよ。笑)
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