9. お久しぶりです/オレガンマニムニダ ≪現在のページ
分かち書きがまったくなく一息で終わってしまうフレーズですが、細かく分けて訳してみましょう。오래+간+만+입니다に分割して、ひとつずつ見て行きます。(辞書には“오래간만”でそのまま“久しぶり”と載っていますが、あえて分けて解説します)
“오래”は“長らく、久しく”。長い時間を言い表すときに使う単語です。“간”は“あいだ”。漢字で書くと“間”です。日本語と同じ発音ですね。“만”は“~ぶり”。そこに丁寧語尾の“입니다”がついているので、全体を直訳すると“長い間ぶりです”になります。
バリエーションとして、「오랜만입니다.」(オレンマニムニダ)もよく使います。何が違うかというと、“오래간만”が“오랜만”に縮められています。単純に縮約形になっただけなので、意味は同じです。
では、本家の「오래간만입니다.」と縮約形の「오랜만입니다.」は、どちらがよく使われるのでしょうか?ざっくりとした比較ですが、Googleでそれぞれを検索してヒットする件数を並べてみましょう。
오래간만입니다 約 2,470,000 件
오랜만입니다 約 10,500,000 件
縮約形の方が、4倍ぐらいヒットします。では、語尾を“이에요”(“입니다”よりもやわらかく親しみを含んだ“~です”)に変えたらどうなるでしょうか?
오래간만이에요(オレガンマニエヨ) 約 439,000 件
오랜만이에요(オレンマニエヨ) 約 3,230,000 件(約7倍)
圧倒的に“오랜만”の方が多いですね。ついでに、パンマルでも調べてみましょう。
오래간만이야(オレガンマニヤ) 約 608,000 件
오랜만이야(オレンマニヤ) 約 3,660,000 件(約6倍)
やはり“오랜만”が多数派です。まあ、そもそも縮約形ができるぐらいなので“오래간만”は韓国人にとって語呂が悪いんじゃないかと推測します。
ちなみに、語尾が“입니다”のときだけ若干ながら“오래간만”の比率が高いのは、硬く丁寧に言うときぐらいは我慢してキッチリ発音しようと意識するからではないかと考えているのですが、いかがでしょうか…ね?
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