“만나서”は“만나다”(会う)の語幹“만나”に語尾“아서”がついた形です。“아서”は辞書を引くと“理由または時間的前後関係を表す連結語尾”と書かれていますが、簡単に言うと“~ので”や“~して”にあたります。
“반갑습니다”は“반갑다”(嬉しい)の語幹“반갑”に丁寧語尾の“습니다”がついて、“嬉しいです”という意味です。丁寧語尾は、直前が母音で終わるときは“ㅂ니다”、子音で終わるときは“습니다”でしたね。
ところで、韓国語の“嬉しい”には“기쁘다”という単語もあります。“기쁘다”が一般的な嬉しい感情を表すのに対して、“会うことができて嬉しい”というニュアンスをもつのが“반갑다”です。
“嬉しい便り”を“반가운 소식”(“소식”は漢字で書くと“消息”)と言ったりするので、その瞬間だけの嬉しさではなく“前々から出会えたらいいなと思っている人や物に出会えたときの嬉しさ”と考えるとイメージしやすいかもしれません。
さて、“반갑다”のなかに既に“会う”あるいは“会ったことによって”という前提が入っているので、“만나서”を言わずに、単に「반갑습니다.」だけでも構いません。日本語には見られない表現ですね。
この「반갑습니다.」は初対面のときも「前から会いたかったんですよ」という思いを込めて使えますし、久々に知り合いに会ったときにも「いやあ、懐かしいねぇ」という気持ちを込めて使えます。
「처음 뵙겠습니다. ○○라고 합니다. 반갑습니다.」
「はじめまして。○○と申します。お目にかかれて嬉しいです。」
「오랜만입니다. 반갑습니다.」
「お久しぶりです。お会いできて嬉しいです。」
と、どちらのパターンもあり得るということですね。
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第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
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第7章 文章を組み立てよう
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