11. かしこまりました/アルゲッスムニダ ≪現在のページ
韓国語の“알다”は、“知る”と“分かる”両方の意味を含んでいます。人を知っているときにも、物事を理解しているときにもこの単語を使います。英語の know に近いものだと考えると捉えやすいかもしれません。
알았어요.(アラッソヨ)
こちらは、日本語の「わかりました」の感覚に似ていますね。“알다”に過去を表す補助語幹“았”を挟んで、丁寧語尾の“어요”がついているので、日本語に直接置き換えると“わかる”+“た”+“ます”ですね。
日本語と韓国語の語順は、基本的には並びが一緒だと講座本文中で述べましたが、過去を表す語の位置が違います。(厳密な文法の話になると、過去なのか完了なのかあるいは存続なのか…という議論もありそうですが、ここではやめておきます。)
さて、“알았어요”は“わかりました”の感覚で使えるのですが、日本語に“かしこまりました”という表現があるのと同様、韓国語にも
“알겠습니다”(アルゲッスムニダ)
という言い方があります。“알았어요”よりも丁寧ですので、目上の人やお客さまに対する返事にはこちらを使う方が自然です。単語ごとに見ると、
“알다”(わかる)+“겠”(控え目な気持ちを表す語)+“습니다”(丁寧語尾)
となっています。厳格な言い回しなので語尾を“어요”から“습니다”に変えておきました。(補助語幹が“았”から“겠”になるのは過去と未来の対比のようで面白い…と思うのは私だけでしょうか)
余談になりますが、
“알고 있습니다”(アルゴ イッスムニダ)
は日本語の「わかっています」同様、場合によっては若干面倒くさがって返事しているニュアンスが含まれます。(「知っています」の意味で使うときは問題ありませんが)うまく使い分けたいですね。
サイトメニュー
はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
トップページ ハングル講座~韓国語を学ぼう~