ハングル講座(韓国語講座)初級編|勉強サイト


第5章 簡単な会話

5-0.「こんにちは」はなぜ疑問形か [1]

あらかじめ宣言しておきます。本章の題は『簡単な会話』ですが、会話表現を丸暗記していただくつもりは全くありません。会話というよりは今までどおり韓国語に関するお話ですので「こんにちは」だけに第0節を費やして、ゆっくりと進んで行きましょう。

前章の最後に少し触れましたが韓国語で「こんにちは」は? (アンニョンハシムニカ)、または? (アンニョンハセヨ)と言います。訳としてはどちらも「こんにちは」となりますが一日中使える挨拶です。なぜ一日中使えるのか、ということを考えていきましょう。

まず「アンニョンハシムニカ」を単語ごとに分解してみましょう。(アンニョン)+(ハ)+(シ)+(ムニカ)と分けることができます。はじめの「アンニョン」は「安寧」という漢字の韓国読みです。「ハ」は「~する」という動詞「ハダ」の語幹です。が、安寧する、というのも変な日本語になってしまうのでここでは「安寧である」と訳しましょう。前章で「(ハダ)」=「する」だと述べましたが実は「だ、である」という意味になることもあります。少し難しく言うと"名詞を動詞化する"のではなく"名詞を形容詞化する"場合もある、ということですね。形容詞化ではなく日本語でいうと形容動詞化とかいうものになるのかもしれませんが今はあまり気にしないでください。

次に行きましょう。(シ)は尊敬を表す単語です。日本語の「られ」にあたる言葉です。この場合は「安寧である」+「尊敬語」なので「安寧でいらっしゃる」とでも訳しておきましょう。こういう特殊な形ではわかりにくいのでもっと一般的な単語「来る」を使って説明しましょう。日本語で「られる」を使った尊敬表現にすると「来られる」になりますね。これと同様に韓国語でも「来る」という単語、(オダ)の語幹オに「られ」にあたる(シ)をつけ、最後に「る」と同じような感覚でと順番にくっつけて(オシダ)と言えば良いのです。この尊敬表現の方法、日本人にとっては実にわかりやすいですよね。しつこいようですが、「韓国語は日本人にとって一番簡単な外国語」を私が連発しているのはこういうことなのです。英語をはじめとしてヨーロッパ系の言葉を学ぶ時には語順や発音などの違いで日本人は随分損をしているのですから、たまにはこれぐらいのことがあってもバチは当たらないでしょう(笑)。

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