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さて、「カ行、ガ行」(k、g)と「ハ行」(h)が残りました。「ハ行」は都合上あとまわしにして「カ行」、「ガ行」()の話をしましょう。今まで一度も触れませんでしたが韓国語にも「辞書順」というのが当然あります。日本語の場合、母音は「あいうえお」、子音は「あかさたな・・・」ですが、韓国語では母音が「あやおよ・・・」、子音が「かなだらま・・・」なのです。日本と全然違うので覚えるのが大変でしょうから今は気にしないでおきましょう。必要になった時にでも覚えてください。なんでこんな事をいきなり言い出したかというと「カ行」、「ガ行」の印象があまりにも薄いからです。他の子音はいろいろ話があったのに「カ行」、「ガ行」はそのまま覚えてくださいとしか言えません。一応口の形から連想することはできますが、間違える効果の方が大きいのであえて言いません。まあ辞書順で最初の子音だと覚えてやってください。
ここまでで9個出ました。あと10個ですが残りは意外と簡単です。()(
)(
)(
)(
)の5つからいきましょう。5つとも全部今までにやった9個の文字のどれかに似ていると思いませんか?(
)は(
)に近い形です。(
)は(
)、(
)は(
)、(
)は(
)、(
)は(
)にそれぞれ横棒を1本または2本付け足した形になっていますね。「舌先で空気を破裂させる音には横棒がある」と先程も述べましたが、これら5つの子音はさらに強く息を出します。(
)は左から順に「ぱ・た・ちゃ・か・は」と息を強く出しながら発音されます。今度は濁音にはなりません。絶対になりません。何も知らない日本人にとっては「ハ行」を除いて(
)と(
)は区別できないでしょう。韓国語では清音と濁音を区別しないかわりに出す息の強弱を区別するのです。普通に息を出す「ぱ」、息を強く出す「ぱ」、そして残りの5つの子音で出てきますが息をほとんど出さない「ぱ」というのもあります。「バ行」、「パ行」のところでお話したのは実はこのことです。ついでなので言っておきますが、「あかちゃん」の「か」は普通の「か」で、「おかあさん」の「か」は息をほとんど出さない「か」なのだそうです。
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第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
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