2. 母音の掛け算 [1] [2] ≪現在のページ
どんどん掛け算していきましょう。
次の二つは3個の母音を掛け算するので、ちょっとややこしくなります。落着いて考えていきましょう。
さて、そろそろ「おいおい、一体いくつ出てくるんだ?もしかして、いくらでも母音を作り出せるのでは?」と心配される方が出てくる頃でしょう。ご安心ください。基本母音字も合わせて21個しか(しか?)ありません。つまり、あと2つです!頑張りましょう!!
短い棒が二本になると「ヤ行」になると言いましたが、「え」()と「え」(
)にもヤ行版の「ぃえ」(
)、(
)があります。日本語だと「や、い、ゆ、え、よ」ですが、韓国語には「ぃえ」という発音が存在します。(
)と(
)の発音もやはり区別しなくても大丈夫です。が、(
)はめちゃくちゃよく使いますので書くときに間違えないようにしましょう。と言うのも「ぃえ」(
)の一文字だけで「はい(肯定の返事)」という意味になるのです。
また余計な事になりますが日本語につられて「いいえ」だと思わないようにご注意を。日本人の「いえいえ、とんでもございません」なんて会話をこんな事情を知らない韓国人が見たら「いえいえ(韓訳:はい、はい)って言ってるのに首を振ってる、一体どっちなんだ?」って混乱するでしょうね、きっと(・・・しないかな?)。さらに英語の「Yes」や「Yeah」に音が似ていますね。たまたまだと思いますけど――。
話を戻しましょう。これで韓国語の母音はすべて表すことができます。11個の合成母音字を下の表2にまとめておきますのでもう一度確認しておいてください。また、アルファベット表記できるものについては付け加えてありますが、あくまでも無理やり表しているだけなので参考程度にしかなりません。最後に、もうひとつ注意すべきことがあります。母音字はここで出てきた21個しか存在しません。これ以外に、勝手に変な掛け算をしないように。某ハンバーガーショップの印刷ミスレシート「タ°フ°ルチース°(ダブルチーズ)」の韓国語版をやってしまうことになりますので気をつけましょう。
表2.11個の合成母音字の読み方(表を別窓で拡大表示できます)
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はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
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