ハングル講座(韓国語講座)初級編|勉強サイト


第5章 簡単な会話

5-2.「安寧」な韓国の挨拶 [1]

韓国で「安寧」を使うのは出会った時だけではありません。別れるときや寝るときも使います。

「さようなら」は「安寧にいらっしゃいますように」「安寧にお帰りください」と、2通りの言い方があります。「おやすみなさい」は「安寧におやすみください」、「おはようございます」は「安寧におやすみになりましたか」と、韓国人の一日は安寧に始まり安寧に終わるようです。

さて、他の外国語を勉強された方なら韓国語の「さようなら」の特殊性に気づかれたことでしょう。ヨーロッパ系の言語での別れの挨拶は「良い・・・を」や「また会いましょう」という意味のものが多いですね。また、中国語の「再見」も漢字をそのまま読むと「再び見る(会う)」です。韓国語でも「また会いましょう」にあたる表現はあり、(ットマンナヨ)といいますが、日本語で「また会いましょう」と言うのと同じで、単なる「さようなら」とは少しニュアンスが違ように思います。

では、これらの「安寧」な表現を韓国語に直してみましょう。「安寧」を日本語でいうところの形容動詞のように「安寧に」という形で使うときは語尾に「(ヒ)」をつけて「(アンニョンヒ)」と言います。実際にはハ行の音が弱まって「アンニョンイ」と聞こえるかもしれません。「いらっしゃる」は「(ケシダ)」です。これは日本語と同じように、「先生がいらっしゃる」という場合にも使えるし、「~していらっしゃる」という形でも使えます。前節で「~(セヨ)」=「~してください」だと述べましたが、~は~に丁寧語尾がついた形です(少し説明を手抜きしていますが…)。ではなぜ でなくてになるのかと聞かれても困りますがになるようなものだと思ってください。どうしても納得のいかない方は、「×」という掛け算(この場合は×だが…)を思い出してください。実際にこれが正しい理屈かどうかは別として、覚えやすくはなるでしょう。「」を「」にすると「いらっしゃってください」という意味になります。説明が長くなりましたが、「さようなら」は韓国語では「 (アンニョンヒ ケセヨ)」と表現するのです。

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