文法的な内容はできるだけ避けたいのですが、何も知らずに話を進めるのはさすがに無理があるので、動詞の活用について簡潔にまとめておきます。韓国語の動詞は日本語と活用の仕方が違うので、日本語の文法とは切り離して1つずつ理解してください。
動詞・形容詞などの用言を「~ます・~です」と、活用させるときは、を
(ムニダ)/
(スムニダ)に置き換えるというのは前章で説明しましたね。しかし用言の活用形は、これだけではなく「
(アヨ)/
(オヨ)」という語尾があります。日本語にすると
/
と同じく「~ます・~です」と訳されますが、少しくだけた親しみのこもった言い方です。この語尾も
/
と同じように
を
/
に置き換えれば良いのですが、違う点が一つあります。
/
は語幹の最後がパッチムで終わっているかどうかは関係ありません。
を使うか
を使うかは直前の母音の種類によるのです。表8を見ればお分かりのように、語幹の母音と
/
が結合して1文字になっているものがありますね。このあたりは真面目に解説すると面倒なので省略します。また、
「する」は不規則変化で
になりますが、よく使うのでついでに覚えておきましょう。
前節の(シムニカ)と
(セヨ)の違いもこれと同じで、アンニョンハシムニカは堅くて丁寧な挨拶、アンニョンハセヨは柔らかい挨拶なのです。
表8.丁寧語尾のつけ方
(表クリックで別窓拡大表示)
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はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
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