二つ目の「さようなら」は「
(アンニョンヒ カセヨ)」と言います。「
」に比べて、「
」が「
」に変わっただけですね。「
(行く)」という動詞に尊敬表現の
がついて「
(行かれる)」になり、さらに丁寧語尾(~ます・~ますか)がついて「
」で「お行きください」となっています。日本ではひとつの「さようなら」が韓国では二通りの言い方にわかれるので、最初はどの場合にどちらを使えば良いのか、とっさに解らなくなることもあるでしょうから、コジツケで覚えてしまいましょう。相手の家に遊びに行って、帰るときの挨拶は「火 消せよ」(火の元に注意してください)というのだと覚えましょう(笑)。ひとつを覚えればもう一方も覚えられますよね。
本講座はダジャレ講座ではないので、変な覚え方はこれぐらいにして、もう少し挨拶表現を覚えましょう。「おやすみになる」は「(チュムシダ)」といいます。「おやすみください」は「
(チュムセヨ)」、「おやすみになりましたか?」は過去形で「
?(チュムショッソヨ)」です。過去形は初めて出てきましたね。動詞や形容詞の過去形は直前の母音の種類により「
(アッタ)」「
オッタ」の2つを使い分けます。音だけ聞けば日本語の「ある」「おる」の過去形みたいですね。ここは少し具体的に説明しなければ解りにくいでしょう。「
」の語幹「
」に、この場合「
」をつけます。そして、最後の
を取った部分に丁寧語尾の「
」をつけて
+
+
。これらを繋げると「
」になるのです。これに「安寧に」をつければ「おやすみなさい」と「おはようございます」のできあがりです。それぞれ
、
?ですね。
これで「おはようございます」と「おやすみなさい」を韓国語で言えるようになりましたね。…と、簡単に言いつつも、筆者は韓国語を始めたばかりの頃、「おやすみなさい」と言おうとして「
?」と言ってしまったことがあります。文法さえ把握していればこのような間違いは起こさなかったのでしょうが…。
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はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
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