ポラリスを探して自習室2>冬のソナタ第4話 『忘れえぬ恋』

形としての家はどうでもいいんです。(ユジン)

 (ウェヨンジョギン チブン ムンジェガ アンデンダゴ パヨ。)

 このシーン、印象に残っている方も多いと思います。

 (ウェヨンジョッ)は「外形的」の韓国読みなので、で「外形的だ」ですね。台詞ではその連体形になっています。

 (チッ)は「家」です。は助詞「〜は」。(ムンジェ)は「問題」の韓国読み、は助詞「〜が」、日本語と同じですね。

 (アンデンダ)のは否定を表す単語です。たしか以前に、英語の接頭語"un"に似ているという無理やりな覚え方で説明しましたね。は、「なる」という意味のの語幹に、「〜と(〜なのだと)」を意味する(ンダゴ)がついたものです。つまり、で「ならないと」と訳せますね。

 続いて、(パヨ)は、(見る)の語幹(〜ます)がついた形で一般的には「見ます」と訳しますが、には「思う」という意味もあるので、ここでは「思います」と訳します。 「〜と思います」をひとまとめにして覚えておけば便利でしょう。

 全体を直訳すると「外形的な家は問題にならないと思います」ですね。ひとつだけ補足しておくと、「〜になる」は韓国語では「〜がなる」と言います。このような助詞の使い方の微妙な違いはよく見られます。「車に乗る」は韓国語では「車を乗る」というし、「人に会う」は「人を会う」と言ったりします。話がそれてきたようなので今回はこのあたりで終わりましょう。