(使用機材) SONY α700 + Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)
8日目 東海(前編3)
と・・・そのとき歴史は…ではなく、そのとき太陽は動いた(意味不明)。水平線の先から、薄い雲に光を弱められながらも赤く大きく光を放ち、姿を現した。早朝からここへ来た者たちに、韓国で最も感動的な朝日を照らしてくれる。なるほど、これは美しい風景だ――
数十秒の感動ののち、再びレリーズボタンに指を掛け、ファインダー越に太陽を見なければならないのが写真狂の悲しい習性であるが、それでも荘厳な日の出はしっかりと目に焼き付けた。
それからしばらくの時間、感動的一瞬の連続を、自分のもうひとつの目(カメラ)にも焼き付ける。太陽が水平線からかなり遠くなってきたので撮影を切り上げ、帰り道、朝日に輝く海から突出している岩に、鳥が数羽止まっているのを見つけた。逆光だったので、何の鳥かは分からない。太陽光の水面反射が鳥に重なる位置を狙ってみた。幸いなことに、最高のポイントに誰もいない。
悠々とシャキシャキシャキィ!・・・と連写音を立てて撮影していると、デジカメを持った人がすぐ傍にやってきてカメラを構える。こちらはその間もファインダーを覗いているのだが、それでも隙間から視界に入る。日本であれば普通はこの距離まで近づかないのだが。
そう言えば、友達同士で会話する場合、日本人二人の平均距離は90cm、韓国人と韓国人だと60cmなのだそうだ。上記のデジカメの持ち主が、明らかに当方の半径60cm以内に踏み込んでいたことはさておき(^^;そういった物理的な差も、韓国人の親密さを心理的に感じる要因のひとつなのかもしれない。
旅行記後半
12.東海4 後
13.東海→三陟→東海 前
14.東海→三陟→東海 後
15.東海→江陵 前
16.東海→江陵 後
17.江陵
18.江陵→慶州 前
19.江陵→慶州 後
20.慶州→釜山 前
21.慶州→釜山 後
22.釜山→日本海上
23.日本海上→関西
終.おわりに
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