東海(前編4)

武陵渓谷の滝を見に行く途中。実は近くに寺があって、この後、旅の展開に関わってくる。


写真

(使用機材) SONY α700 + Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)


6日目 東海(前編4)

順調に渓谷の入り口に着き、山を登り始めると、小さな食堂街があり、そのうちの一軒の店先に放し飼いの犬が寝そべっていた。撮るしかないでしょ、これは。一旦、犬・猫を見つけると、地元であろうが外国の山の麓であろうが関係ない。カメラを向ける。

韓国では犬に無関心な人が多いように思う。人通りの多いところで放し飼いにしていても、特に苦情もないのだろうか。…などと考えながら、ここぞとばかりに単焦点レンズを付け替えてシャキッ!と音を立てながら撮っていると(今回の愛機は、結構目立つシャッター音なのだ)

「犬がモデルらしいな」

3mほど離れた背後から不思議そうに会話する声が聞こえてくる。振り返ると

「犬撮ってるん?」

地元のオッサンらしい。

「ええ、ケガチョアヨ。(意訳:やっぱり犬が好き。)」・・・意訳ではなく異訳というべき…か?(^^;

そう答えると、面白そうに笑っていた。犬撮りはほどほどに切り上げて龍湫瀑布※16を見に行った。東海八景の1つに入っているので楽しみにしていたが、何のことはない、箕面の滝にも劣るとも勝らない極普通の滝だった。ただ、八景に入っていない双瀑布は見応えがあった。むしろ、こっちが八景に入るべきでは?と疑問を残しながら2つの滝を写真に収めて引き返した。


※16 瀑布…韓国では滝のことを日常的に“瀑布”という。


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