ハムニダ体も分類上は文語体ですが会話でも使われます。日本語の「~です・ます調」にあたります。次にお話しするヘヨ体もやはり会話で使わる言葉ですが口語体で親しみのこもった表現です。対して、ハムニダ体はフォーマルでかしこまった印象を与えます。丁寧な話し方、場合によっては相手と距離を置いているように感じる話し方になります。テレビでアナウンサーがニュースの原稿を読むときはこちらです。
作り方は以下の通りです。
語幹がパッチムなしの場合、語幹+ㅂ니다(ムニダ)
語幹がパッチムありの場合、語幹+습니다(スムニダ)
辞書形(原形)から다を取って語幹にして、そこにㅂ니다/습니다を付ければ完成です。
ハングルをそのまま読むと、プニダ/スプニダとなりますが、ㅂ+ㄴ→ㅁ+ㄴという発音の法則がありますので、それぞれムニダ/スムニダとなります。これらは常にひとかたまりなのでそのまま丸暗記してしまいましょう。「です・ます」と言うたびにㅂがㅁの音に変わるから…なんて考えていたら大変ですからね。
하다(する): 하다 - 다 + ㅂ니다 = 합니다
가다(行く): 가다 - 다 + ㅂ니다 = 갑나다
먹다(食べる): 먹다 - 다 + 습니다 = 먹습니다
それぞれ、ハムニダ、カムニダ、モクスムニダと発音します。カタカナ表記ではハングルの並びに対して忠実に「ムニダ」と表記していますが、人によっては「ンミダ」のように聞こえるかもしれません。というか「ンミダ」というつもりで発音するぐらいの方が実際の音に近いかもしれません。ドラマや韓国関連ニュースなどで機会があれば注意して聞いてみてください。
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はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
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