ハングル講座(韓国語講座)初級編|勉強サイト


第6章 日韓漢字変換法則

6-4.子音編 [4]

話がバラバラですね(汗)。元の話に戻すように努力します。基本的にははナ行、はア行・カ行・ガ行に変換されるのですが、単語の1文字目にまたはがある場合は「隠れ」(表記はであるが、本来はである文字)である可能性も疑いましょう。上の「」を変換法則に忠実に変換すると、「なしんばん」「なしんぱん」「なちんばん」…(以下多数の候補あり)などとなってしまい、どれも意味の通る単語になっていませんよね。そこで、このが「隠れ」だと気づけば、「らしんばん」「らちんばん」という候補が出てきて、「ああ、分かった!羅針盤のことか!」と感動できるのです。(注:感動には個人差があります)

さて、隠れなるものが存在するということ認識したところで、次はに変身する過程をたどっていきましょう。第2章第0節で韓国人は単語の頭にが来るのを嫌う(?)という話でしたが、この嫌われたたちは、今度は嫌われないようにとに変身します。を発音してみると口の中での舌の位置が近いことが分かると思います。何に変身すれば良いのか分からないが、とりあえずは少しだけ姿を変えてみよう、と考えたは、まずは陽母音・陰母音関係なく、すべてに変身しました。

ところが、それでもまだ嫌われる連中もいるのです。その嫌われ者とは、陰母音を伴うです。せっかく変身したのに、単語の頭の「+陰母音」も嫌われ者だったのです。そんなに発音しにくい音でもないのですが、単語の頭のと同様、韓国人はこの音を単語のはじめに発音するのを避けるようです。今度こそ絶対に嫌われないように、いっそのこと子音をなくしてしまえ!と思った隠れは、に姿を変えたのです。涙ぐましい努力ですね。「+陰母音」になって、韓国人にようやく受け入れてもらえましたとさ。めでたしめでたし。……なのですが、日本人にとっては全くめでたくない話です。

何がめでたくないかというと、この変身のせいで、韓国語から日本語への変換がややこしくなってしまっているのです。隠れさえ存在しなければ「はほぼ確実にナ行になり、はア行・カ行・ガ行のどれかになる」と、比較的単純なのですが、隠れのせいで「+陽母音」や「+陰母音」の組み合わせが出てくると「これはもしや隠れでラ行に変換される(→ラ行)のか?」と、考えることが増えてしまうのです。暢気に「めでたしめでたし」などと言っていられません。

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