ハングル講座(韓国語講座)初級編|勉強サイト


第6章 日韓漢字変換法則

6-1. 母音編 (1)パッチムなしの場合 [2]

韓国語の母音では特殊扱い的な「」を除けば、「」がそのまま「わ」ならほぼ完璧に対応しているのに、なぜか「」は「あ」に変換されていますよね。すでに韓国語をご存知の方なら、間違ってるんちゃうん?と思われるかもしれませんが、わざとこのように分類しています。実のところ、「」は「わ」になることもあるし「あ」になることもある(どっちやねん!)のですが、子音の変換の方でつじつまを合わせることにしましょう。とりあえずここでは「あ」に変換しておきます。

」=「×」だという話は第3章第2節で既出ですが、この考え方は漢字変換においてもそのまま当てはめることができるのです。中国から漢字が伝わった当時は韓国でも「ai」と発音していたと考えればつじつまが合いますよね。具体的には「開」は中国では「kai」、韓国では「(kae)」で、「」を分解すれば「×」です。このように、本来なら中国語→韓国語→日本語と考えていけば非常に分かりやすいのです。残念ながら筆者にはそれほど中国語に関する知識がなく、そこまで遡ってお話することはできませんが、興味のある方は調べてみると良いでしょう。

その理屈で行けば「」=「×」なので、「」は日本語で「おい」となりそうですが、残念ながら「え」になったり「えー」になったり「あい」になったりしてしまいます。この辺は細かく説明してもごちゃごちゃしてしまうだけなので、もうおとなしく諦めましょう。

」、これはどうでしょうか。第3章第2節でお話した通り、発音は「ぅえ」ですが、母音を分解すると「×(お×い)」ですよね。そう考えれば日本語に変換したときに、比較的近い「あい」という発音になるというのも、ある程度は納得できるのではないでしょうか。

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