ポラリスを探して自習室2>冬のソナタ第8話 『疑惑』

思いっきりどうぞ。どんなに大声で泣いても聞こえないから。(ミニョン)

 前回の続きです。


(ユジンッシ ウヌン ソリ ハナド アンドゥルリニッカ マウムッコドゥロヨ)

 (ウヌン)は(泣く)の現在連体形です。この動詞は不規則的に変化するので、そうなるのだと覚えるしかありません。ただ、不規則と言っても不規則動詞の中にも規則性はあります。意味不明な言い方をしてしまいましたが、具体的に言うと語幹がで終わる動詞の場合、連体形になると、そのが消えてしまうのです。覚えるのが面倒な人は、ふーん、と思って聞き流してください。

 (ソリ)は「声」です。そして、(ハナド)は、が「ひとつ」、が「も」なので、そのまま繋げれば「ひとつも」になります。日本語と同じ表現ですよね。

 は、まずは今までに何度か出てきましたが、動詞の前から否定する単語です。そして、「聞こえる」の語幹、最後の(ニッカ)は、理由をあらわす「〜から」の意味です。これらをまとめると「聞こえないから」ですね。

 次に行きましょう。(マウム)はドラマではよく出てくる単語ですね。意味は「心・気持ち」です。(ッコッ)は「〜の限り・〜の尽きるまで」という意味です。なので、で「気持ちが尽きるまで」もう少しきれいに訳すと「心ゆくまで」となるでしょう。

 最後、は簡単ですね?(泣く)にが付いたものなので、「泣いてください」になります。は「〜ます」の意味でも使えるし「〜してください」(あまり丁寧ではないが)の意味でも使えるのです。便利ですね。

 それから、発音に関してですが、のパッチムのと同じと思ってください。見た目は違いますが、パッチムの場合は同じ発音になります。ここは説明する方も聞く方も(?)面倒なのであまり深く考えないようにしましょう。

 全体を直訳すると「ユジンさんの泣く声、ひとつも聞こえないから心ゆくまで泣いてください」といった感じでしょうか。以上です。