ポラリスを探して自習室2>冬のソナタ第1話 『出会い』

カン・ジュンサンは私がもらった。(チェリン)

 休み時間中、教室でチェリンが自信満々にこんなことを言っていましたね。覚えてますか?

 チュンサンの台詞でもユジンの台詞でもなくてがっかりしたかもしれませんが、簡単そうで意外と言い方がわからない表現ではないでしょうか。韓国語では次のように言っていました。

(カンジュンサン、ネガ ッチゴッタ。)

 カンジュンサンはそのままなので大丈夫ですね?次の「ネガ」は「私が」です。私という単語は「ナ」ですが(韓国語講座第4章参照)「私が」というときは「ネ」という音に変化します。『はじめから今まで』の単語訳のところでも出てきましたね。韓国語講座でも述べたように助詞「が」はそのまま「ガ」です。

 「ッチゴッタ」というのはの過去形です。「写真を撮ってもいいですか」というときに

(サジヌル ッチゴド チョスムニカ?)

などと言うように、は日本語の「とる」にあたる単語ですが、チェリンのように「もらった」というときもこの単語を使うようです。こんな表現、使う人も少ないでしょうが…。