14日目 慶州→釜山(後編1)

冬柏公園から広安大橋を望む。釜山の夕景は美しい。


写真

(使用機材) SONY α700 + Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)


14日目 慶州→釜山(後編1)

さて、夕方・・・空が焼ける頃・・・には釜山に着きたい。下関から韓国に上陸したときに撮り損ねた釜山の夕景・夜景巡りが控えている。慶州市内のサイクリングは3時間ほどで切り上げ、バスで釜山へ移動した。予定よりやや遅れ気味か…。

大きな荷物が邪魔なので、11日前に泊まった宿を再び訪れ、撮影機材以外を置いて、間髪入れず飛び出した。

急いだ甲斐あって、ちょうど良い時間帯についたようだ。ビーチの夕景を収め、続いて某釜山人のアドバイス通り、冬柏公園※43へと歩く。途中で後ろを振り返ると満月が昇って来ていた。釜山の街明かりと月!これは絵になると思ったが、時既に遅し。月が想像以上に明るいことは過去に何度も痛い目に遭ってよく分かっている。これは不覚だった。残念ながら、記念写真に1枚だけ適当ショットを撮って、早足で冬柏公園を目指した。

過ぎた失敗を引きずっている場合ではない。次の被写体である広安大橋※44の撮り方をシミュレーションしているうちに公園に着いた。ここを訪れるのは5年ぶりか。記憶があいまいだが、昔に比べて随分きれいになったようだ。撮影をしているとウォーキングをしている人が絶え間なく通る。

夕景・夜景撮影は普段から好んでやっているが、海辺の風景は水面の反射を構図に取り込みやすいので、一段と楽しい。夢中になってレリーズ・画像確認を繰り返していると、あっという間に真っ暗になった。場所を変えて、ビル群の撮影に挑んだ。

そこには、同様に三脚を立ててスローシャッターを切っている人が2,3組いた。皆、考えることは同じらしい。ただ、日本と違うのは、複数人で撮影していることである。なかには、ひとつの三脚とカメラを3人で取り巻き、絞りがいくつだ・焦点距離は何ミリだと話しながらシャッターを切っている組もある。


※43 冬柏公園…海雲台ビーチの隣に、海に突き出た地形があり、一帯が公園になっている。天気の良いときは日中なら対馬も見える。ちなみに“冬柏”とは韓国語で椿のこと。『釜山港へ帰れ』の歌詞の最初に「つーばーきー咲く~春なーのに~♪」という節があるが、もとの韓国語では「花咲く冬柏島に~♪」と歌われている。“冬柏島”とは、まさにこの場所のことだ。
※44 広安大橋…2003年頃に開通した全長7kmにも及ぶ橋。夜のライトアップが美しい。


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