13日目 江陵→慶州 (前編1)

江陵の夜景。ずらり並んでいるのは、ほとんど刺身屋さん。


写真

(使用機材) SONY α700 + MINOLTA AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6 (D)


13日目 江陵→慶州 (前編1)

日記をつけていると、1日のうちのかなりの時間を費やしてしまう。昨夜などは丸2日分溜まっていたので4時間以上書き物に没頭してしまった。しかも、日の出撮影のために早起きしたので恐ろしく睡眠不足だ。それでも、湫岩のときと同様に気合で起きる。外へ出たのは6時前だったか。昨夜の作戦通り、岩を構図に取り込んで長時間露光で遊びながら待つ。

徐々に夜が明けてくるが、ここでもまた、水平線のすぐ上を霧か雲かが漂っている。だめか・・・と気落ちしていたそのとき、弱々しい光だったが、確かに太陽の形が見えた。よしっ!撮ったれ!日の出の方角が予想していた位置とかなりずれていたので、三脚を担ぎながら砂浜の上をダッシュで移動する。撮影ポジションを決め、大慌てで水平をとり、リモートコードを手に握る。そのタイミングで、カモメだろうか。一羽の鳥が太陽に重なる。

そんな風景を撮り続けた。しばらくすると太陽が雲に隠れたので、素直に切り上げた。ここからは、残りの滞在期間が少ないので逆算して計画を立ててある。慶州※40で1日、釜山で1日過ごしたのち、日本に帰るというスケジュールである。今回の流れに任せた撮影旅行は、実質これで終わりだ。

そう思うと、忘れていた眠気が再び襲ってきた。慶州行きのバスの中で寝るという手もあるが、前述の通り何が起こるかわからないので、安全策をとって宿でゆっくり休むことにした。

11時頃ようやく出発し、江陵バスターミナルへ向かった。ターミナルで慶州行きのチケットを買おうと財布を見ると、なんと10000ウォンしかない。比較的安い韓国の高速バス代すらない(笑)。近くに銀行はないかと案内所で聞いてもバスで市内まで出ないと、この辺りにはないという。こんな不便な場所にターミナルがあるとは…。が、ホンマに一軒もないんか?と案内所の人の言葉を信じず、自ら歩いて探してみる。しかし、見つからない。


※40 慶州(キョンジュ)…新羅時代の古都であり、日本でいうところの京都や奈良のような都市。市のはずれにはレジャー施設や高級ホテルもある。人口約30万人。


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