11日目 東海→江陵(後編4)

とても穏やかな鏡浦湖…なのだが、穏やかでない人もいる(^^;


写真

(使用機材) SONY α700 + Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)


11日目 東海→江陵(後編4)

湖を半周した辺りで、すでに日は完全に沈み、街には明かりが灯っている。三脚が必要な時間帯だ。この湖には、ぐるりと一周できるように、歩道と自転車道が続いている。

地元の人たちのランニングやウォーキングのコースになっているようで、時折パタパタと足跡が聞こえてくる。その歩道に三脚を立て、スローシャッターを切っていると、また一人走ってくる。

後方に自転車道のスペースが十分にあることを確認し、自転車も通らないし大丈夫だろうと判断してそのまま撮影を続けていると、相手もそのままこちらへ向かって走ってくる。衝突するのでは…というほどギリギリまで突っ込んできて

「こんなところに立てたらダメでしょうが」

しかめっ面で言いながら走り去った。30代後半ぐらいの男性だった。

しかし不思議なものだ。所構わず露店を出し、時には通行の邪魔になるほど歩道のみならず車道の隅まで張り出して品物を並べていても誰も文句を言わず、バスがバス停に止まらない韓国で、そんな几帳面な人に出くわすとは思いも寄らなかった。

後から考えてみると、万事適当主義なのは、ある程度歳をとった人である場合が多い。逆に言えば比較的若い人たちは、わりとキッチリしているということである。



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