11日目 東海→江陵(前編3)

この後、海沿いを走る列車で江陵へ向かう。ありがとう東海市。


写真

(使用機材) SONY α700 + Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)


11日目 東海→江陵(前編3)

バス停に着き、ベンチに座って待っていると、登山を終えてこれから帰る様子の中年夫婦がやってきた。

「うぇ~…30分待ちかよ…」

などと二人で会話していたが、そのうち奥さんの方が食パン用のスライスチーズを取り出した。おやつの時間のようだ。が、突如、こちらに向かって

「おひとつ、いかがですか?」

一瞬、聞き間違ったのかと思い

「あ、はい?… ?(・-・?)?」

戸惑っていると、やはり同じ言葉を繰り返した。

「あ、はい、どーも…」

ありがたく頂いたが、それをきっかけに何か話しかけてくる訳でもない。この“間”はどうすれば良いのか?などと小さく悩みつつ、食べ終わったチーズの包装フィルムを手に持っていると、

「もう1枚いかがですか?」

えっ、また?・・・

「あっ、もう十分ですので…」「まだ食べられるでしょ?どうぞ。」「ええ…(^^; ど…どうも、ありがとうございます。」「もしかして、お口に合わなかったのかと。」「いえ、そんなことないですよ^^;」

と、頂いたものの、また同じ時間が流れる。一体、どうしたものか。じっとしているのも意味なく居心地が悪いので、ゴミ箱に包装フィルムを捨てに行った。・・・が、それでもバスはまだ来ない。

ふと、地面を見ると、捨てたはずの包装フィルムが2枚落ちている。ん?風でゴミ箱から出てきたか?・・・そう思って再度立ち上がり、1枚ずつ拾ってまたゴミ箱へ。しかし、ゴミ箱には先ほど捨てたフィルムが2枚、きちんと入っていた。この現象を解明するのに、数秒間を要したが、実は簡単なことだった。

この夫婦が、それぞれ1枚ずつ食べ、そのままフィルムを地面に捨てたのだろう。おい、お前らなぁ…(--;。内心、キレる寸前まで来ていたが、ここは韓国なので、年上のものに意見しにくい雰囲気だ。日本で同じ場面に出くわしたら、確実に環境意識を相手の頭に植え付けるべく物申すところだが。



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