東海（前編１）

（使用機材） SONY α700 ＋ Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)

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７日目 東海（前編１）

日の出の町での日の出撮影、２度目の挑戦。今日も５時に起きたが、外を見ると雨が降っている。またもや雨男力を発揮してしまった。

しかし、わざわざ海を渡って来たのだ。諦めるわけにはいかない。こうなれば根競べと思って気長に好条件の日を待つことにする。

もちろん、だからと言って、この写真狂（＾＾；）が大人しく部屋にこもっているわけがない。雨の日には雨の日の風景がある。カメラがどこまで耐えられるのかよく分からないが、経験上この程度の雨なら大丈夫なはずだ。もってきたからにはトコトン使い倒す。

毎度の如く、傘を差しているにもかかわらず、ずぶ濡れになっての早朝撮影だった。その収穫に納得こそしていないが、初めての場所にしては結果が出た方であろう。

徐々に空が明るくなり、写真に良い時間帯が終わったので、一旦部屋に戻り、服を乾かしながら作戦を練った。

「今日はどうするべ？雨の日でも楽しめるところは？」

案１： 江陵まで足を延ばして穏やかに観光する。 案２： 更に遠いが、春川^※１７へ出てタッカルビ^※１８を食す。

とりあえず、この２択に絞った。…いや、実のところ、１択だったか。やはり食べ物の引力は強いのだ（笑）。一応言い訳しておくが、海岸から内陸へ移動すれば、多少天気が変わるかもしれない――という希望的予測もあった。

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※１７ 春川（チュンチョン）…内陸にあり、緯度的にはソウルや江陵よりも北に位置する。湖が多く美しい。韓国人が、最も住みたいと思っている街だという説もある。また、言うまでもなく日本では『冬のソナタ』の撮影地として有名。人口、約２５万人。
※１８ タッカルビ…春川の名物料理。直訳すると、鶏カルビ。鶏肉と野菜・餅などを一緒に炒めて食べる。