東海(後編1)

滝を見た帰りに寄った韓国伝統茶のお店。外の残雪を見ながら、心身ともに温まる時間を過ごす。


写真

(使用機材) SONY α700 + Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)


6日目 東海(後編1)

滝道の途中に寺があり、そこに伝統茶という看板が出ていた。気になっていたので帰りに寄ってみた。韓国では珍しいのではないかと思うほど穏やかで優しい雰囲気のおばさんがいた。どんな茶があるのか、それはどんな材料なのか、とあれこれ質問したのだが、面倒くさそうな素振りも見せず、ひとつひとつ丁寧に教えてくれた。ナツメ茶を試しに飲んでみた。甘い味と僅かな酸味がする。心身ともに疲れたときなどによく効きそうだ。

日本から撮影旅行に来たという話をすると、娘が東京にいて・・・とか、昼ごはんをまだ食べていないと話すと、菓子まで出してくれたり(実は、流れに任せた行動のため、朝ごはんも食べていない…などと言えば食事まで出そうな雰囲気だった。もちろん言えなかったが(笑)。)、ずいぶん長居してしまった。最後にお茶代を払おうとすると

「旅行でお金がかかるだろうから、いいよ」

気を遣ってくれたうえに、

「ここの寺で特別に安く泊まれるように交渉してあげるから、どう?」

テンプルステイも勧めてくれたのだが、納得できる日の出が撮れるまでは海へ通いたいので…と、その場は一旦断り

「良い写真が撮れればまた来ますので。」

そう言って店をあとにした。温かい気持ちと時間に感謝である。

さて、宿へ戻ると、伝統茶の店の人とは180度性格の違う、韓国人の中の韓国人的な、1泊3万ウォンだとふっかけてきた婆さんが顔を出した。渓谷まで行くとは言わずに(そのつもりがなかったので…)荷物を置いたまま出たので気になっていたのであろう。



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