東海(前編2)

左)湫岩にて。ロウソク岩と呼ばれていて、季節が合えばこの真上に朝日が来るようだ。右)…太陽ではないが、ローソクにカモメが灯って(とまって?)いる。


写真

(使用機材) SONY α700 + Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)


6日目 東海(前編2)

まあ、無事、海に着いたのだが雲か霧かが出ている。日の出を見るのは厳しいか?と考えつつもタクシーのおっちゃんに教えてもらった場所へ行こうとしたのだが、門が閉まっている。後で判ったのだが、夜間は軍隊の人が海を見張っているようだ。ちなみに、東海市は韓国北部の東岸にある。北朝鮮にも近く、沖には竹島も浮かんでいる。

話が逸れた。元に戻って、夜明け前の海の写真を撮っていると

「アジョッシ~、門が開きましたよ~」

近くにいた母娘から声がかかった。前回韓国に来たときは“ハクセン※14と呼びかけられたものだが、2008年は“アジョッシ”率100%なのである。3年半の年月は長いものだ(笑)。

話が全然戻っていない(苦笑)。今度こそ軌道修正する。結局この日は朝日を拝めず、空振りに終わった。もう一日ここで粘るとしよう。それまで東海の観光でも楽しもうと、武陵渓谷※15という所へ、何の判断根拠もなく行くことにした。そもそも、すぐに海から山へ直行する気はなく、いったん宿へ戻ってゆっくり食事してから出かけようと考えていたのだが、観光案内所のおばちゃんに渓谷へはどう行けば良いのか尋ねたところ、

「ここから9:20発のバスがあるから…」

いきなり熱心に説明し始め、バス停までわざわざ連れて行ってくれたので、今更、あとで行こうと…とも言えず、流れに任せて山へ向かった。途中、市街地でバスを乗り継ぐ必要があり、その待ち時間に周りを見物しているとやけに賑やかだ。聞くところによると今日は市が開かれる日らしい。ここでまた、普段ありえない場面を目撃した。


※14 ハクセン…“学生”の意。実際には学生でなくても、それぐらいの年代の若者に呼びかけるときに使われる。
※15 武陵渓谷(ムルンケーゴク)…東海市街からバスで20~30分。この辺りは起伏の激しい地形で、奇岩怪石が多い。


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