ハングル講座(韓国語講座)初級編|勉強サイト


第4章 超基本単語

4-1.日本語のようで日本語でない助詞 [2]

母音の後につく場合とパッチム(子音)の後につく場合で形が異なる助詞の使い方がわかりにくいかもしれませんので少し例を作ってみましょう。「道路が」は「(トーロガ)」、そして「これが」は「(イゴッ)+(イ)」で「」とつづり、「イゴシ」と発音します。パッチム「s」+母音「i」で「si(シ)」となることに注意しましょう。フランス語が子音のぶつかりや母音の連続を嫌うように、韓国語でも発音しにくい子音の連続は音変化を生じます。「~が」「~は」「~を」「~へ」に関してはパッチムの後にこれらの助詞が来ても発音しやすいようになっていると考えれば納得できますが、「~と」はこの規則に逆らっていますよね。誰がこんなややこしい使い方を流行らせたのか知りませんが、間違えないように注意してください。ただ、不幸中の幸い(?)で「~と」はもう一種類あります。韓国人も「ワ」と「グァ」の使い分けが面倒なのか、話し言葉では直前の単語に影響されない「ハゴ」がよく使われます。書き言葉では文字数短縮のためでしょうか、1文字の「ワ」、「グァ」を使うことが多いようです。

皆さん、今までのところ、整理できていますか?いっぱいありすぎて何が何だか解らなくなっていませんか?今からするお話は助詞を覚えていないとあまり面白くないかもしれませんが、表6を見ながら聞いてください。一度、助詞を覚えてしまえばそこからは日本語式に(!)助詞を組み立てることができます。「~には」は「に+は」で「(エヌン)」、「~では」と言いたければ「で+は」で「エソヌン」、「~との」と言いたければ「と+の」で「ハゴエ」と組み立てれば良いのです。こんなところまで日本語と同じだなんて、感動するでしょう?

最後に、かなり細かいことですが「~へ」の「ロ、ウロ」はパッチムで終わる単語に付いても、そのパッチムが「」のときは「ウロ」ではなく「ロ」となります。全体の発音としては「llo」ということで、舌を「ラ行」の発音をする位置で一瞬止めなければなりません。難しいことを言いましたが、パッチムの「」が上手に発音できていればわざわざ意識することはないと思います。また、「ロ、ウロ」は「~を使って」という意味の「~で」にあたる助詞としても使います。ここで紹介していないだけで、本当はまだまだたくさん助詞があるんです。でも、助詞ばっかり、もうイヤでしょう?この辺でやめにしましょうね。

よく使う助詞一覧

表6-1.直前の単語によって形が変わらない助詞
変化しない助詞
(表クリックで別窓拡大表示)

表6-2.直前の単語によって形が変わる助詞
変化する助詞
(表クリックで別窓拡大表示)

韓国語単語帳bot Facebookページ
韓国語単語帳bot on Twitter

韓国語単語帳bot Facebookページ
韓国語単語帳bot on Twitter