ハングル講座(韓国語講座)初級編|勉強サイト


第3章 ハングルの読み方

3-3. 子音もイメージで発音できる? [5]

その「息をほとんど出さない子音」がまた5種類あります。しかしもう新しい部品を覚える必要はありません。もう皆さんはハングルの部品を全て知っているのです!

息をほとんど出さない子音があるのは「カ行・サ行・タ行・パ行・チャ行」です。息を強く出す子音と違うのは「サ行」が入ったことですね。そして「ハ行」がありません。他は共通ですから「カ行・タ行・パ行・チャ行」はそれぞれ3種類の音があることになりますね(この4つをまとめて「バタじゃが()」、と覚えましょう)。この発音を聞き分けるのは本当に難しいのですが、自分が発音することは何とかできるようです。まず、普通の音はできるでしょう。そして強く息を出す音は「普通の子音とハ行を同時に発音する」ようなイメージで息を出せばいいと思います。例えば()なら「かはっ!(kha)」という感じでできる限り同時に発音してみてください。しかし、こればっかりは実際に聞いてみないとわからないでしょうね・・・。

そして息をほとんど出さない音とは一体どのようなものでしょう。その特殊な「カ・サ・タ・パ・チャ」を表すハングルは「左から順に()」です。それぞれ同じ子音が2つ並べられていますが、これを見てローマ字の「kka」のように促音(小さい「つ」を前につける音)になるのではないかと予想されたあなた、素晴らしい勘をしていますね。そうです、そのとおりです。「っか、っさ、った、っぱ、っちゃ」のように発音するとかなり近い音が出せます。実際にもそれで充分通じます。ただ、ひとつやっかいなことがあります。韓国語では単語の頭にも「っか」などと平気でもってくるのです。日本語だと「サッカー」のように単語の二番目以降の音にしか促音は存在しませんが韓国語はそんなことお構いなしです。語頭の促音に慣れるのも結構時間がかかりますが頑張って練習してみてください。これも例によって口の前に手を当てて発音してみましょう。「っか」と言った時に手に風が来るようでは、あるいは息を強く出したつもりなのに手に風が来ないようでは、まだまだ修行が足りないということです。

出す息の強弱を区別するのは韓国語だけでなく、身近なところでは中国語も同じようなものがあります。ただし中国語の場合は普通の音と息を強く出す音の2種類しかありません。昔は中国でも息をほとんど出さない音があったそうですが、現在では無くなっているところを見るとやはり発音しにくい音なのでしょうか。また韓国では3種類の音にそれぞれ正式な呼び方があります。普通の音を「平音(へいおん)」、息を強く出す音を「激音(げきおん)」、そして息をほとんど出さない音を「濃音(のうおん)」と言います。今後はこの呼び方を使うことにしましょう。

また例によって一覧表を見直してもう一度整理しておいてください。

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